4万超えvs1万円以下「ホットプレート」徹底比較 BALMUDA The Plate Pro、山善「減煙焼き肉グリル」
フッ素加工の山善は金属製のナイフなどを使うことはできないが、バルミューダはプレートの上でそのまま切ってそのまま配膳できるので、アツアツの状態のまま食べることができ、鉄板焼き店のような雰囲気を味わうこともできた。ステーキに関しては、やはり山善のような一般的なホットプレートよりもバルミューダのほうがムラなく美味しく焼き上がる。 ホットケーキは、気になる焼きムラはなかったものの、山善はコントローラーに近いほうが少し濃く焼き上がった。コントローラーのまわりにヒーターが多いからかもしれない。
バルミューダは分厚いプレートが均一に温まっているため、どこで焼いても同じように焼ける。生地を置いても温度が下がらないせいか、膨らむのも早かった。バルミューダは生地が一気に盛り上がり、厚みのあるホットケーキができる。山善は、焼き色にムラはないものの、バルミューダと比較すると少しだけ薄いホットケーキになった。 蓄熱性の高いプレートはホットケーキには最適で、バルミューダのほうがふっくらとしたお店のようなホットケーキに仕上がった。
■片付けは山善のほうが早く、面倒がない 山善のホットプレートはフッ素加工が施してあり、やわらかいスポンジでサッと落ちる。また、ヒーターユニット、水トレイ、本体、コントローラー(コードセット)は外せるので、隅々までキレイにできる。 バルミューダはフッ素加工がされていないので、金属タワシなどをゴシゴシ使えるが、焼肉をするとなかなか落ちない。プレートも重いので、お手入れは大変だった。キレイな状態を保つのであれば、クエン酸を使ったお手入れをこまめにする必要がありそうだ。
また、少々気になったのは、ナイフなどを使えるため、傷も目立ってくることだ。 お手入れ面に関しては、軽くて汚れ落ちが早い山善のほうが、やはり使いやすかった。 ■焼き加減はバルミューダ、使い勝手のよさは山善 いろいろ試した結果、やはりバルミューダのほうが表面はこんがり、中はジューシーに焼き上げられることを実感した。ただ、薄い焼肉は焦げやすく、途中から見た目も気になってくるので、ステーキなどの塊肉、ホットケーキ、お好み焼きなどがおすすめだ。