婚活女性が求めるダントツ1位「清潔感」の正体…女性経験ゼロの34歳男性が3カ月で結婚するためにやったこと
結婚相手に求める条件として「清潔感」をあげる人は男女ともに多い。結婚カウンセラーの大屋優子さんは「清潔感の有無は『毛』で決まる。髪と眉毛はいかに見せるかが重要な毛だが、絶対に見せてはいけない毛もある」という――。 【写真】結婚カウンセラーが、ファッション・髪型と同じくらい重要だと語る“清潔感の正体”とは… ※なお、本稿は個人が特定されないよう、相談者のエピソードには修正を加えている。 ■“女性経験ゼロ”の真面目過ぎる30代男性 彼が私の婚活サロンにやってきたのは、ある暑い夏の日。 真夏だというのに、しっかりジャケットを着こみ、重そうなビジネスバッグを携えて、約束の時間の5分前に現れた。 34歳、大卒、年収500万円。大学卒業後は、とある大手の金融機関に就職。営業部に配置され高いノルマのプレッシャーに苦しくなり、将来を考えた時に、資格で食べられる仕事に就くべきだと考えて、金融機関は退職。一念発起して資格試験の勉強を始め、司法書士の資格を得た。 仕事も落ち着き、結婚したいと思ったものの、恋人も、出会いも、女性経験もない彼が、婚活のステージに選んだのが結婚相談所である。 スリムと言うより、ガリガリと言ったほうがぴったりくる体型で、ザンバラの不ぞろいな髪、眉毛は伸び放題のボサボサ。いままで女性とはお付き合いしたことの無い雰囲気が醸し出されていた。彼の婚活は厳しいものになると直感した。 面談では、結婚相談所での婚活の進め方を説明した。 すると、彼は非常に飲み込み早く理解してくれる。聞けば、ここに来る前に、私が運営しているの婚活サロンのサイトに上げられている200近い婚活記事に、くまなく目を通してくれていたのだ。
■美容院と眉カットで別人のような好青年に 「お写真を撮る前に、美容院と眉カットに行きましょう」 そう提案すると、早速にどのサロンが良いかを相談してくる。その場で、次の週末の美容院と眉カットサロンに予約を入れ、写真スタジオの撮影日も決まった。 「どんな髪型にしたら良いですか? 眉カットは、どうお願いすれば良いですか?」 彼は、真面目のなかの超真面目。自分のイメージチェンジにも、全力で取り組む。彼の顔に合うように、髪型を提案し、眉カットはプロにおまかせしたら良い旨を伝えた。翌週の写真撮影に現れた彼のルックスをみて、びっくりしたのは、誰よりもこの私。別人のような、イケてる男性に生まれ変わったのだ。 清潔感あふれるさわやかな好青年が目の前にいる。ついこの間、地味で野暮ったいという形容詞しか思いつかない男性だった彼の婚活は、簡単にはいかないだろうと思った私の第一印象は消え去った。 「清潔感」というのは、婚活において何より重要なポイントで、これを持ち合わせていなければ、どんなに高学歴、高年収であろうが、まずお見合い突破は不可能である。 では「清潔感」とは一体なんなのだろうか? なにをもって清潔感があるというのか。婚活男性はどこに気を付ければ清潔感あふれる好青年になれるのだろうか。 ■清潔感の有無は「毛」で決まる 「清潔感」の肝となるのは「毛」である。 人間には髪の毛を始めとし、身を守るために身体のあちらこちらに『毛』があるが、この「毛」をどう見せるか、いかに「毛」を見せないかが清潔感を左右する。 言うまでもなく、大きく第一印象を左右するのは「髪型」。似合う髪型を提案してくれる優秀な美容院のスタイリストを指名したい。これは婚活のファーストステップである。 そして絶対に手を抜いてはいけないのが「眉毛」。恋愛経験のない男性は、眉カットなどとは人生無縁で、伸ばし放題にしてきている人がほとんどだから、眉毛カットの専門店で眉を整えてもらっただけで、顔の印象がガラッと変わってしまう。彼は言うまでもなくその一人で、眉をしっかり整え、ワックス脱毛したことで、表情まで変わった。 髪と眉毛はいかに見せるかが重要な「毛」だが、清潔感のためには見せてはいけない「毛」もある。その代表選手が「鼻毛」だ。どんなイケメンでも鼻毛が出ていたら100年の恋も冷める。お出かけ前の鼻毛チェックは婚活男性でなくすべての人がすべき身だしなみである。 次に「耳毛」。耳たぶの産毛はもちろんのこと、耳の穴からの毛に注意したい。昔の総理大臣に生えっぱなしの耳毛が見えている人もいたが、高齢男性によくみられがちなこと。耳から毛が生えていてかわいいと思えるのはコアラだけだ。