オフィススナック、社内ラジオ....ユニークな取り組みで社内コミュニケーションを活性化【WBSクロス】
マイナビの調査によると転職を始めた理由として、最も多かったのが「給与が低かった」。続いて「職場の人間関係が悪かった」という回答が多く挙げられました。人手不足の中、社内のコミュニケーションを活性化し、職場の人間関係を改善するユニークな取り組みが始まっています。 東京・渋谷区にある「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」の本社。実は取材したこの日、社員のコミュニケーションを活性化するあるイベントが開かれました。 別のフロアのフリースペースにいた、缶ビールを並べる女性。「スナック横丁」という会社の社長、五十嵐真由子さんです。五十嵐さんはこれまで全国850軒のスナックを訪問し、昭和のスナック文化を後世に残すため、スナックを巡るツアーも企画しています。 五十嵐さんが何やら準備を始めていると、そこにやってきたのが、新橋のスナック「aeru」でママを務めるウララさんです。五十嵐さんが3年前に始めたのが、会社に即席のスナックを設置して、お酒を飲みながら社員の交流を深める、その名も「オフィススナック」というサービスです。 「すごく距離が縮まり、会話しやすくなる。最終的には仕事の効率化にもつながってくる」(五十嵐社長) 午後5時過ぎ、オフィススナックの開店です。集まったのは、それぞれ異なる部署に所属する若手社員たち。全員スナックは初体験です 「趣味、今ハマってることは?」(ウララママ) 「趣味はカプセルトイが好きです」(店舗運営部の丸山顕史さん) 「カプセルトイは何か目標はあるの?」(ウララママ) 「本物のセミをCTスキャンして、リアルにしたカプセルトイがあって」(丸山さん) 「ちょっと興味ある、それ」(ウララママ) 仕事では知り得ない同僚の意外な一面をママが引き出してくれます。盛り上がったところで登場したのは、「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」の若月貴子社長です。お酒も回り、チーママとなった若月社長も社員の人生相談に乗ります。 「カプセルトイだけ回していると出会いがない」(丸山さん) 「カプセルトイでは嫁は出てこない」(若月社長) 1時間ほど経つと、社員同士が楽しそうに会話を始めました。 「きょうの会話をきっかけに次の仕事につながっていきそうだと思う」(丸山さん) オフィススナックの料金は、酒や料理込みで15万円~です。 「全国の課題を持っている企業に利用してもらって、社内のコミュニケーションや業績アップにつなげていただきたい」(五十嵐社長)