オフィススナック、社内ラジオ....ユニークな取り組みで社内コミュニケーションを活性化【WBSクロス】
社内ラジオが話のきっかけに
職場の人間関係を改善する社内コミュニケーション。社員約950人を抱える「大阪ガスビジネスクリエイト」が1年前に始めたのが社内向けのラジオ番組です。 この日は月に1度の収録が行われていました。同社の宇田徹社長も毎回コメンテーターとして参加します。社内ラジオでは毎回異なる部署から社員をゲストに迎えて、昔話や家庭の悩みなどを語り合います。 大阪ガスビジネスクリエイト事業開発本部の阪本安さんは「社内ラジオを始めてから、ちょっとした話のきっかけができて、部署をまたいで交流する機会はずいぶんと増えた」と話します。また社内ラジオを始めとする様々な施策によって、2024年4-9月の退職者は前の年に比べて半数以下に減ったといいます。 この社内ラジオを仕掛けているのが「オフィスエンニチ」の高間俊輔代表です。依頼を受けた企業に録音機材を自ら運び、高間さんがDJとして番組を進行します。収録後は編集して、約2週間で納品。料金は1本10万円~です。 「人柄を理解して深く掘っていくのは、ラジオであればマイクの力を借りてできる。ラジオに出演することで人柄が伝わる。あの人に話しかけてみようかなという人が増える」(高間代表) 11月下旬、社内ラジオを採用した大阪ガスビジネスクリエイトでは、昼休みに前回収録したラジオ番組が流れ始めました。ラジオに出演したオフィスサービス事業部の南川文恵部長が部下と一緒に昼食を食べながら、ラジオを聞きます。 放送が終わると話題はラジオで話していた当時の失敗談に。ラジオをきっかけに、上司と部下の会話が弾みます。 「社内ラジオというコミュニケーションを活性化するツールを導入したことで、新しい事業が生み出されるといいなと思う」(大阪ガスビジネスクリエイト事業開発本部の阪本安さん) ※ワールドビジネスサテライト