深刻化する「薬が足りない」理由…せき止めの処方は必要最小限に 薬局では入荷3か月待ちも インフル流行入りで危機感 福岡
■薬の供給不安が続く理由
業界団体の調査によりますと10月には医薬品全体の約2割が出荷停止や限定出荷となっていて、全国的に「薬の供給不安」が続いています。 ではなぜ、このような状態になっているのでしょうか。 薬の原料は主に海外から輸入していますが、円安でコストが大きく上がっています。 その一方で、今年改定された薬価=国が定める薬の価格は低く抑えられています。 つまり、製造コストは上がっているのに高く売れないということで、採算が合わない薬もあり、製薬会社としては薬の増産に踏み切れないということです。 さらに、薬の製造は年単位でスケジュールが細かく決まっているため、急な増産は難しいということです。 薬不足は感染症が落ち着く春先には少し改善するとみられていますが、この冬は医療現場で薬のやりくりをしながら乗りきることになりそうです。
テレビ西日本
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