銀髪・西田 藍との直接対決「めったにない。非常に楽しみ」バレー新リーグ開幕戦に闘志
バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」男子はきょう11日に東京体育館で開幕する。大阪ブルテオン（B）の日本代表・西田有志（24）は昨季Vリーグ王者・サントリー戦に向けて銀髪姿で前日練習に現れ、好調もアピール。注目が集まる高橋藍（23）とのマッチアップにも警戒を強め、初代王者への好発進を期した。 日本バレー界の新たな幕開けへ、準備は整った。9月30日の開幕会見では金だった髪色は銀色に変わっていた。西田は「いよいよ始まる。盛り上がる試合にしたい」と力を込めた。全身全霊を注いだパリ五輪から2カ月。「僕のコンディションは全く問題なく、ほぼ100％に近い状態」。開幕にピークを合わせてきた。 高橋藍との代表対決には特に力を込める。「警戒しないといけない。流れの行き来が分かりやすい試合展開になると個人的に思っている」と激しい打ち合いを予想する。「めったにないマッチアップ。サーブでの対決も初めて。非常に楽しみ」と直接対決を心待ちにした。開幕戦はチケット完売で、フジテレビ系で生中継される。人気の高まりは肌で感じるが、西田は今回が「ラストチャンス」と言う。「僕らが先頭に立って何かをしていくことが非常に重要」。まずはコート内で最高のパフォーマンスを見せる。 （大和 弘明） 《藍も代表対決意欲「弱点知っている」》 サントリーの高橋藍は、西田との日本代表対決に自信を見せた。「良いも悪いもお互いを知り尽くしている。お互い好きなコース、ポイントは知っている。弱点も知っている」とニヤリ。イタリア1部リーグで3季プレーし、日本での初シーズン。西田の強みのサーブを警戒し「自分はレセプションが強み。エースを取られないようにしたい」と語った。
