自民党が党大会を開催(全文1)谷垣氏「全国からの励ましに心から御礼申し上げたい」
公明党・山口代表「安定政権の下、国民の期待に応えたい」
小野田:これより、本日ご出席のご来賓の皆さまより、ごあいさつを頂戴いたします。初めに公明党代表、山口那津男さまよりごあいさつをお願いいたします。 山口:皆さま、おはようございます。 複数:おはようございます。 山口:第86回の自由民主党大会が、このように盛大に開催をされましたこと、心からお喜びを申し上げます。また、お招きを賜りましたこと、感謝を申し上げ、そして日頃から自由民主党の皆さまには、わが党各般にわたってご指導ご鞭撻を賜っておりますこと、心から感謝と御礼を申し上げます。本当に皆さまありがとうございます。 思えば自由民主党と公明党が連立を組んで、今年は20年を迎えます。さまざまな試行錯誤もありました。小泉純一郎総裁はかつて、人生にはいろんな坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさかという「さか」もある。そのまさかが現実となって、野に下ったときもありました。しかし、その3年余りの間、野党ではありましたけれども、お互いに風雪に耐えて、忍んで、そして来るべきときを期すと、この期間が誠に貴重であったと、このように思います。その風雪に耐えた3年余りを共に、心通わしながら乗り越えてきた谷垣禎一総裁が今日お越しになられました。私にとっては本当にうれしい限りであります。これからも大所高所から、われわれにご指導ご鞭撻を賜りたいと、強く願うところであります。 そして、安倍晋三総裁のもとで政権を奪還いたしました。この政権奪還の重み、大切さというものを今もかみしめながら、これから内外の課題が山積する中で、政権の安定の下に、大きな課題を乗り越えていかなければならないと、そう誓いを新たにするところであります。 今、内外の課題、特に外交においても、さまざまな2国間の大きな関係の改善、そして交渉ごとがあります。また、わが国が初めて議長国を務めるG20、そして国際行事が、ワールドカップやあるいはTICAD7や、そして明年の東京オリンピック・パラリンピックへと続いてまいります。ある意味で、このわが国が対話による協調をつくり出して、多国間の協力をリードしていく絶好の機会でもあるわけでありまして、政権の安定なくして、これらの課題を乗り越えることはできないと思います。 また、国内の課題にあっても、税制を生かし予算を活用しながら、全世代型の社会保障を押し進めていかなければなりません。そして国民に対する丁寧な説明と、また覚悟を促しながら、これを進めてまいりたいと思うところであります。直面する児童虐待の問題や、あるいは統計の問題、これらについてもしっかりと真剣に取り組んで、国民の安心をつくり出していかなければならないと思います。 今年は選挙の年でもあります。統一地方選挙、そして参議院選挙と、この皇位継承という国民の慶事を、相前後して大きな選挙をわれわれは戦わなければなりません。参議院選挙に向かうに当たり、わが党の選挙区に臨む5人の候補を自由民主党から推薦を賜ることができました。その推薦状をいただくときに自民党の本部、総裁室に私も初めて入れていただきました。候補と共に安倍総裁から激励を賜り、その推薦状をいただいたことを重く受け止めて、そしてしっかりと勝ち抜いて、そのご期待に応えてまいりたいと思います。同時にご依頼のありました、27名の候補、自由民主党の候補の皆さまにも、公明党からご推薦をいたしました。これからも可能な限りこうした両党での推薦を重ねて、そして統一選も含めて、しっかりと政権安定の基盤をつくり出していかなければならないと思います。 今日よりは、この大会の成功をもとに、統一選、そして参議院選挙を勝ち抜いて、自由民主党の大いなるご発展をご期待申し上げますとともに、わが党も共に、しっかりと勝ち抜いて、政権の安定の下に国民の期待に応える、そういう誓いを共にさせていただきまして、私のお祝いのごあいさつとさせていただきます。お招きありがとうございました。おめでとうございました。