未勝利ながらレース内容光る北井佑季が決勝へ 次走はG1寛仁親王牌「弾みのつく走りしたい」/西武園競輪F1
西武園競輪場の「報知金杯(F1)」は9日に最終日を迎える。S級決勝に出走する北井佑季(34歳・神奈川=119期)に話を聞いた。 今開催のシリーズリーダーである北井佑季。初日は山田庸平の激しい抵抗にあって3着スタート、準決勝は前からの突っ張り先行で番手武藤龍生に微差で逆転を許し、未勝利だがレース内容は光っている。 初日に関しては「全てがダメでした」と自己採点は厳しく準決勝の後も「初日とは展開も違うし、何とも言えないけど踏むべきポイントはしっかり押さえられたかな。そこに関しては初日よりもよかったと思う」と浮かない顔。 今日は当日のギヤ変更で3.93にギヤを上げて走っていたが「普段の練習はいつも93で走っているのですが、競走で93を使ったのは初めて。ただ、普段とほとんど変わらなかったですね」。 北井から景気のいいコメントは出なかったが、次走は弥彦での親王牌。本人も「次走に向けて弾みのつく走りがしたい」と言っていたし、決勝でも内容に拘る走りで再度地元の武藤龍生と決める。(アオケイ・松野記者)