“性行為強要”訴えられて和解した市長「説明責任果たす」維新から“除名”の可能性発表で態度変える「和解調書の内容、皆さんに知ってもらえるように…」
■「全て話すべき」と菊地弁護士
説明責任がどこまで果たされるのだろうか。市長は、何でもかんでも話すということは控えるが、どこまで話せるかということについては、女性側に許可をもらって調整して話せることを話すとしている。 この問題について番組コメンテーターの菊地幸夫弁護士は次のように話した。 菊地幸夫弁護士:まず基本的には市長という立場で、今回500万円という金額を払って和解をしたという、ここからすれば、全て話すべきだと思います。 ただ裁判の記録は残ります。それは誰でも見られます。ところがプライバシーとかいうようなことがあると、『これは人には見せないでください』という申し出が可能です。それが今回、かかっているということなので、市長独自の判断でしゃべるわけにはいかない。これは分かります。 じゃあ『これはふせといてください』というのが、どの範囲までなのか。そこじゃない範囲から出ている所は、説明できるんじゃないかと疑問が残ってしまいます。 和解調書の前文で裁判所は、「(市長に対して)社会的な上下関係が形成されていた」「性的関係を持つことは、よくよく自制すべきであった」と指摘している。 このようなことに関して、説明責任があると考えられるという。 菊地幸夫弁護士:特に最後の1行です。『非難を免れることはできない』と、裁判所に言われているのに、『私には非がない』と言ってる市長は、どうしてそう違うのかということを、やっぱりご説明するべきじゃないですかね。 関西テレビ 神崎博報道デスク:これまで市民の方やメディアが『ちゃんと説明してほしい』と市長に求めてきていましたが、これまでは『秘匿なので言えない』と言っていた。今回、維新が“除名”をちらつかせた上で、『説明責任を果たす』と態度が変わった。態度が変わったこと自体はいいと思いますが、実際にどのような内容の説明がされ、維新がどう判断するのか、進退はその後になると思います。 今後、市長がどのような説明をするのか注目される。 (関西テレビ「newsランナー」2024年12月5日放送)
関西テレビ