レアル・ソシエダ、アラベスからハビ・ロペスを完全移籍で獲得! S・ゴメスに続き左SBを補強
レアル・ソシエダは21日、アラベスからU-23スペイン代表DFハビ・ロペスが完全移籍にて加入することを発表した。 【動画】ソシエダの今夏2人目の新戦力!ハビ・ロペスのプレー集 クラブの発表によると、ハビ・ロペスはレアル・ソシエダと2029-30シーズン終了時までにあたる2030年6月30日までの6年契約を締結。移籍金は明かされていないものの、スペインメディア『マルカ』によると、700万ユーロ(約12億円)程度の見込みだ。 ハビ・ロペスは2002年3月25日生まれの現在22歳。サンタ・クルス・デ・テネリフェ出身で、同州内の強豪クラブであるテネリフェのカンテラ(育成組織)で研鑽を積んだ後、2017年夏に故郷を離れてアラベスのカンテラに加入。2020年6月に行われた2019-20シーズンのラ・リーガ第30節セルタ戦にフル出場し、トップチームデビューを飾った。 アラベスがセグンダ(2部)降格の憂き目を見た後、2022-23シーズンは途中出場も少なくはなかったがセグンダで30試合に出場し、1年でのプリメーラ(1部)復帰に貢献。2023-24シーズンは左サイドバック(SB)の主力として活躍を続け、ラ・リーガ32試合の出場で1ゴール3アシストを記録していた。 また、これまで各年代別のスペイン代表にも名を連ねており、昨年11月からはU-23世代のスペイン代表として活動。だが、最終的に今夏開催されるパリオリンピック2024のメンバーには選ばれていなかった。 2023-24シーズン、レアル・ソシエダはスペイン人DFアイエン・ムニョスが左SBの主力に君臨していたものの、今年1月に左ひざの前十字じん帯を断裂し、長期離脱を強いられた。当時はスコットランド代表DFキーラン・ティアニー、スペイン人DFハビ・ガランがその穴を埋めていたものの、両者ともに契約形態はレンタル移籍。ティアニーはアーセナルへ、ガランはアトレティコ・マドリードへ、一旦はそれぞれの保有元へ帰還しており、左SBの確保は今夏の優先事項として挙げられていた。 日本代表MF久保建英を擁するチームは、2023-24シーズンのラ・リーガを6位で終え、来季はヨーロッパリーグ(EL)に参戦する。なお、クラブは既にマンチェスター・シティからU-23スペイン代表DFセルヒオ・ゴメスの加入を発表済み。同選手はポリバレントな選手ではあるものの、これまでは左SBで起用されることが多かった。今夏2人目の新戦力となるハビ・ロペスは、ムニョスの復帰まで、S・ゴメスと左SBの定位置を争うと予想される。
SOCCER KING