【マリーゴールド】ロッシー小川氏、“1・3興行戦争”へ 古巣スターダムに言及「ウチは“闘い”を見せていけばいい」
一番楽しみなのは“スーパールーキー”山岡聖怜(せり)デビュー
さて、MGでは年明け1月3日に大田区総合体育館でのビッグマッチを開催する。首都圏における大会場での開催は、7月30日にあった両国国技館以来になる。その話になると、小川代表は「一番楽しみなのはスーパールーキーのデビューじゃないですか。それが一番ですよね、順位をつけるならば」と目を輝かせる。 スーパールーキーとは“腹筋JK”として注目を集めている山岡聖怜(せり)のこと。小学4年生からレスリングを始めた山岡は、全国中学選抜選手権54キロ級で2位、全日本ビーチレスリング軽量級(高校生)で1位を獲得。デビュー前ながら4日には『東京スポーツ』の一面を飾るなど、早くもメディアから破格の扱いを受けている。 小川代表的には、山岡が2025年はMGの台風の目になってほしいとの願望が見え隠れしている気がしたが、まずはデビュー戦を見てみないと分からないというのが正直なところ。現実論として楽しみなのは、メインで争われる、MGワールド王者・Sareeeに林下詩美が挑戦するタイトル戦になる。 現に、Sareeeは19日に行われた会見上、旗揚げから半年経っても大人しい印象を受ける林下に対し、「一生サブキャラやっとけ」と挑発。怒らせて、眠っている林下を覚醒させようとしている。その上で林下を倒さなければ意味がない、との見識が王者Sareeeの狙いだろう。 これに関して小川代表は、「詩美は力はあるんですよ。力はあるんだけど、それを開花させる人がなかなかいない。(スターダム時代に)朱里がいた時は詩美の良さが出たよね」と当時を振り返る。 かつてはUFCでMMA戦を生業としていた朱里と林下は激闘を繰り広げてきた。林下にとって大田区総合体育館は、その朱里と計43分を越える壮絶な両者KO試合を闘った場所(2021年6月12日)でもあり、初のピンフォール勝ちをゲットした(2022年7月31日)ゲンのいい会場でもある。 小川代表は、「そういう強敵じゃないと詩美の強さは出ない。相手が強ければ強いほど詩美は底力が出る。だからSareeeが詩美からそれを引き出すのか。その上で叩き潰すのかもしれないし。ここは大一番だからね。“怒りの詩美”が見られるかどうか。Sareeeによって、今まで見たことのない詩美が出るかもしれない」と期待を寄せる。 いずれにせよ、2025年は林下の出来次第でMGの方向性も大きく変わってくることは間違いない。 また、小川代表は林下同様、「相手が強ければ強いほど底力が出る」と“初代UN王者”青野未来の名前を挙げた。青野は1・3大田区では桜井麻衣の挑戦を受ける。両者はアクトレスガールズ時代、青野が桜井のデビュー戦の相手を務めた関係性を持つが、桜井は19日の会見でハイヒールで青野を踏みつけ、「どん底に突き落としてやる」と宣戦布告した。以降、SNSでの舌戦を繰り広げているが、青野VS桜井は、まさに“女の情念”が爆発する闘いになりそうだ。