続投機運がますます高まるか 新庄ハム9月に入って快進撃止まらず ソフトバンク相手に6連勝
日本ハムは9月18日のソフトバンク戦(みずほペイぺイ)に3-0と勝利。対ソフトバンクに対しては8月から続く6連勝となり、この日の勝利でシーズンの対戦成績も五分とした。 【動画】助っ人レイエスは9回にダメ押しの21号ソロを放った 先発の伊藤大海は初回一死一、二塁のピンチに山川穂高を見逃し三振、中村晃をニゴロに打ち取るとその後も走者を出しながら粘りのピッチング。今季最多の135球の熱投で9回9安打無失点。今季4度目、2試合連続完封でリーグ単独トップの13勝目を挙げた。 打線は2回一死からアリエル・マルティネスの二塁打、万波中正のレフト線へのヒットで一死一、三塁の形を作ると水野達稀の中犠飛で先制。6回もソフトバンク・大関友久の緊急降板直後の後を受けスクランブル登板となった尾形崇斗を攻めたて、先頭の上川畑大悟が振り逃げで出塁すると清宮幸太郎が右中間二塁打で続く。その後、一死二、三塁からマルティネスの遊ゴロの間に追加点を奪った。 さらに9回にはダメ押しとなるフランミル・レイエスの21号ソロホームランも飛び出し、試合を決定づけた。 投打がかみあっての快勝劇で、CSでも戦う可能性のあるソフトバンクにはシーズン通して五分の成績に。勝負の9月に入って8勝4敗と勢いは止まらない。 また、就任3年目にしてチームを上昇気流に導いた新庄剛志監督の手腕も高く評価されている。 郡司裕也、水野達稀、水谷瞬、田宮裕涼といった"新庄チルドレン"の活躍が今季は目立った。この試合でも本塁打を放ったレイエスには不振時の5月に2軍落ちを命じるなど、メリハリの効いた起用でしっかり戦力に組み入れたのだ。 球団との契約は1年ずつとされる中、2年連続最下位からAクラス入りは確実とあって、契約再延長となるのか、この点にもファンの関心は高まっている。SNS上では「来年も続投でお願いします!」「日本シリーズまでいって新庄監督の胴上げ見たいです!」「楽しむ野球が好きです」「続けてほしいです」と続投を願う声も日増しに大きくなっている。 昨年9月の続投が決まった記者会見では「この世界は結果がすべて。来年も今年のような成績であれば、ユニホームを脱ぐという覚悟で、死ぬ気で選手を成長させながら戦っていきたいと思います」と強い覚悟を示していた指揮官。決意表明通り、2024シーズンはここまで多くの選手の成長した姿を示し、ファンを喜ばせている。 まずは全力でシーズンを駆け抜け、その後にどんな結末が待っているのか。ファンもはらはらしながら見守ることになりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]