【詳報】J2ファジアーノ岡山 2季ぶり3度目のPO進出 ホーム最終戦で藤枝に2―0
サッカーJ2で前節5位のファジアーノ岡山は3日、岡山市のシティライトスタジアムで今季リーグのホーム最終戦に臨み、藤枝を2―0で下して3連勝を飾った。勝ち点64(17勝13分け7敗)で暫定4位に浮上し、1試合を残して2季ぶり3度目となるJ1昇格プレーオフ(PO)進出を決めた。POを争う他チームの結果でPO圏内の6位以上が確定した。 ファジアーノは後半22分、速攻からFW岩渕のゴールで先制。同25分には、CKから田部井がネットを揺らし追加点を挙げた。DF陣は体を張った守備で隙を与えず無失点で快勝した。 POはJ2の3~6位がトーナメントで1枠の昇格切符を争う。3位と6位、4位と5位が1回戦でぶつかり、ともにリーグ順位が上位のホームで実施する。引き分けの場合はリーグ上位のチームが勝者となる。初挑戦した2016年は決勝でC大阪に敗れ、22年は山形に1回戦で屈した。 1回戦は12月1日、決勝は同7日に行われる。就任3年目の木山監督は「今年こそはJ1の扉を打ち破れるよう全力で戦い切りたい」と話した。 岡山2―0藤枝 前半0―0 後半2―0 【評】ファジアーノ岡山が完勝した。前線からの連動したプレスで相手を敵陣に封じ込み、試合の主導権を握った。後半22分、センターライン付近から岩渕がドリブルで攻め上がり先制のネットを揺らす。3分後には、右CKから田部井が頭で追加点を奪った。4試合ぶり今季19度目の無失点に抑えた守備陣は最後まで集中を切らさず、リードを守った。 藤枝はビルドアップでミスが目立ち、持ち味の攻撃力が影を潜めた。