韓米日首脳会談を１２月に米国ハワイやカリフォルニアで開催する方向で３カ国の政府が調整していると、日本のＪＮＮが１４日報じた。 ＪＮＮが引用した外交関係者はこの日「ただし、来月南米で開かれる国際会議に合わせて３カ国の首脳会談を開催する可能性も残されている」と伝えた。 韓米日３カ国は１６日、ソウルで外交次官協議会を開き、来月開かれる予定のアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議（ペルー）と主要２０カ国（Ｇ２０）首脳会議（ブラジル）など多国間首脳会議を機に韓米日首脳会談を開催する日程などを議論する見通しだ。ＡＰＥＣ首脳会議は来月１０～１６日、ペルーで開かれる。Ｇ２０首脳会議は１１月１８～１９日、ブラジルで開催される。 これに先立って１２日、申源湜（シン・ウォンシク）国家安保室長はテレビ朝鮮で韓米日首脳会議の時点に対して「協議中」とし「ＡＰＥＣとＧ２０以降、年末ごろに、年は越えないようにすることで大まかにすり合わせている過程」と明らかにしたことがある。 韓米日首脳会談が開かれれば、１日に就任した日本の石破茂首相は就任後初めて出席することになる。 ＪＮＮは「３カ国首脳会談では来年１月のバイデン米大統領退任後も３カ国間協力の重要性を確認するものとみられる」とし「核とミサイル開発を進めている北朝鮮関連対応など幅広い分野で協力に対して意見を交換する可能性がある」と伝えた。 １２日、大統領府によると、米国のブリンケン国務長官は１０日（現地時間）、ＡＳＥＡＮ（東南アジア諸国連合）首脳会議を機に開かれたラオス首相主催の晩餐会で、「キャンプ・デービッド精神」に基づき、年内に韓米日首脳会議を開くというバイデン大統領のメッセージを尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領に伝えた。 これを受け、尹大統領は「承知した。今後緊密に疎通していきたい」として「年内に会う機会があることを期待している」と答えた。日本の新首相就任、米大統領選挙の変数と関係なく、韓米日協力を強固に続けていこうという趣旨で理解するというのが、大統領室の説明だ。 韓米日首脳は昨年８月、米ワシントンＤＣ近くの大統領別荘であるキャンプ・デービッドで開かれた３カ国首脳会談の時、少なくとも年に１度は３カ国首脳会談を開くことで合意した。