カマラ・ハリス副大統領

米大統領選まで残り約1カ月。民主党候補の統領がカマラ・ハリス副大統領が6日、ポッドキャスト番組に出演した。番組内でのハリス氏の発言に、ネットでは称賛が集まっている。 【動画】ネットで称賛されたハリス氏の発言

注目を集めたのは、アーカンソー州知事から飛び出した誹謗中傷に、ハリス氏が反論したシーンだ。 ことの発端は9月、米ミシガン州で開かれた、共和党候補ドナルド・トランプ前大統領の対話集会でのこと。 司会を務めたのは、トランプ前大統領時代、ホワイトハウス報道官を務め、現在はアーカンソー州知事のサラ・ハッカビー・サンダース氏だ。 サンダース氏は集会で、ハリス氏が2人の子どもたちと血縁関係がないことを揶揄する発言を展開した。

「私の実の子どもたちは、私を謙虚にしてくれる。残念ながら、子どもを産んでいないカマラ・ハリスに、謙虚さはない」 ポッドキャスト番組『Call Her Daddy』の司会を務めるアレクサンドラ・クーパーは6日、「サンダース氏の発言をどう感じたか？」とハリス氏に問いかけた。

ハリス氏はこのように回答している。 「サンダース氏はの主張する“謙虚さ”を望まない女性が、この国には大勢います」 「そして、（子どもを産んでいなくても）人生で多くの愛を受け取り、家族や子どもに囲まれている女性が、大勢いるということです」

続けてハリス氏は、家族のあり方についてもコメントした。 「血のつながった家族もいれば、血がつながっていなくても愛で結ばれている家族もいる。私にはその両方があります。それは本当に幸せなことです」 「私には、コールとエラという2人のすばらしい子どもがいます。彼らは、私の名前にちなんで『ママラ』と呼びます。彼らは私の子どもたち。子どもたちを死ぬほど愛しています」 「今はもう1950年代とは違います。いろいろな家族のかたちがあり、その理解が深まってきていると思います」

このハリス氏の主張には、ネットで「完ぺきな回答」「その通り。家族とは血のつながり以上のもの」「ハリスさんありがとう。家族の定義なんて、他人に決めつけられるものではない」など、称賛の声が集まっている。