現役最高齢、99歳の落語家・桂米丸さん 老衰のため死去 終戦直後、古今亭今輔に入門
落語家の桂米丸さんが、1日に老衰のため亡くなったことが落語芸術協会の公式サイトで5日に発表されました。99歳でした。 公式プロフィルによると、米丸さんは1925年(大正14年)4月6日生まれの神奈川県横浜市出身。終戦直後の1946年に、古今亭今輔に入門しました。翌年には二ツ目に昇進し、1949年に四代目桂米丸を襲名し、真打となりました。1976年には、日本芸術協会(現・落語芸術協会)の三代目会長に就任し、2000年には最高顧問に就任しました。 さらに、テレビ黎明期(れいめいき)に、テレビスターとしても人気を博し、1992年に紫綬褒章を受章、1998年には勲四等旭日小綬章を受章しました。 落語芸術協会によると、最後の高座は2019年9月下席の新宿末廣亭だったといいます。新型コロナウイルスが流行して以降は、寄席出演を控えていたそうで、寄席復帰を模索する中での訃報となったということです。葬儀は、4日に近親者のみで執り行われたと報告しています。