背番号「21」託した吉井理人監督の想い「和田先輩を見ていたらかっこいいと思うだろうなと」ソフトバンクからロッテにFA移籍の石川柊太が入団会見
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使してロッテに移籍した石川柊太投手(32)が19日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで入団会見に臨んだ。 ■「あの小さかった真凜ちゃんが…」秋山幸二さん長女が花嫁姿【写真】 巨人やヤクルト、オリックスに、残留を求めたソフトバンクを加えた大争奪戦に至った期待の右腕。背番号は吉井理人監督が今季まで背負っていた「21」に決まった。 交渉の席上で、自ら提案して石川柊に自身の背番号を託す形となった吉井監督も会見に同席。「21番を石川が好きかどうかわからなかったが、多分(今季限りでソフトバンクで現役を引退した)和田先輩のことを見ていたら、21はかっこいいと思うだろうなと。元々21番は活躍した選手にあげようと思っていた番号で、投手でも野手がつけてもいい番号。選手がつけるべきだなと思っていた。毎日ユニホームに袖を通して背番号を見るので、できればそれを見て機嫌良く野球をやってほしいなと。そういう思いで」と明かした。 石川柊は東京・総合工科高から創価大を経て、2014年に育成ドラフト1位でソフトバンクに入団した。16年7月に支配下選手契約を勝ち取ると、18年には13勝をマークした。20年には11勝を挙げてリーグ優勝にも大きく貢献した。今季は7勝2敗で防御率2.56。通算185試合に登板して56勝41敗、防御率3.32。 今季レギュラーシーズン3位のロッテは佐々木朗希投手が米大リーグ挑戦を目指しているなど、新たな先発投手の補強は急務だった。11月末には吉井監督も同席して交渉。ロッテにとっては熱望していた実績豊富な右投手の補強に成功した形で、先発ローテーションの柱の一人として大きな期待がかかる。 吉井監督は「21」から「81」に。伊志嶺翔大1軍外野守備走塁コーチは「81」から「74」に変更となる。 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社