”寝る”だけではもったいない! 贅沢お籠もりステイをするなら「水の都・大阪」がアツい理由
通天閣や道頓堀などの賑やかな歓楽街、たこ焼きやお好み焼きといった粉もんグルメ、お笑いなどの独自の文化が発展する街、大阪。かつて水路を使って発展を遂げた大阪は「天下の台所」と呼ばれ、経済の中心だった。そして今も「水の都」として発展を遂げていることをご存じだろうか。 【写真】「フォーシーズンズホテル大阪」の36階プールはまるで天国… 今回はそんな「水の都」大阪のど真ん中にできた「フォーシーズンズホテル大阪」にライターの長谷川あやさんが泊まりに行ってきた。。“まさに大人のアーバンリゾート”と語る長谷川さんの寄稿で、ホテルの贅沢な過ごし方をお届けする。
大阪のど真ん中に誕生した大人のアーバンリゾート
中央にフォーシーズンズホテル大阪が入る「ブリリアンタワー堂島」。「水都・大阪」を象徴するかのように船の帆をモチーフにしている。客室数は175(ゲストルーム148室、スイート27室)。 2024年8月1日(木)、フォーシーズンズホテル大阪がオープンした。東京丸の内、京都、東京大手町に次ぐ日本4軒目となる同ホテルが位置するのは、大阪の新たなランドマークとして誕生した高級レジデンス(457世帯)と一体化した日本初の超高層複合タワー「ブリリアタワー堂島」。地下1階・地上49階建てで、ホテル部分を占めるのは1~2階・28~37階と、上下にレジデンスがあるユニークな作りとなっている。ちなみにレジデンスは、すでに完売とのこと。お金はあるところにはあるのだなあ(笑) ホテル好きを自称する筆者、夏休みを兼ねて、オープン早々に泊まりに行ってみたので、私見も交えながら、フォーシーズンズホテル大阪についてレポートしたい。結論から言ってしまうと、「リゾートホテルとしてもイケている!」。これが筆者のいちばんの感想だ。“籠る”ことを目的に出かけるのもありだと思う。“寝る”だけではもったいない!
建築やアート好きにはたまらない館内
まず立地が素晴らしい。名だたる飲食店やバーが乱立する北新地に隣接。大阪駅・梅田駅からも徒歩圏内だ(使用する路線にもよるが7~15分ほど)。筆者は大阪駅から、ドーチカ(ドージマ地下センター)を通って向かったのだが、“大阪”感むんむんの個性あふれる店がいくつもあり、何度も吸い寄せられそうになった。我ながらよく耐えたと思う。そんなわけで、10分強の距離はあっという間に感じた。地上に上がり、表を歩いたのは2、3分ほどだっただろうか。 館内に入ると、格子を思わせる直線的なデザインが目に飛び込んできた。大阪城の石垣からインスパイアされた石材も印象的だ。建築やアートが好きな人にとっても心躍るホテルだと思う。館内には日本在住の新進気鋭のクリエイターたちが“新しい大阪”を表現したアート作品が点在。また、3つのデザイン会社を入れていて、それぞれの特徴をいかした設計がされているという点にも強いこだわりを感じる。 ロビーフロアと客室は、「GINZA SIX」などを手がけたフランス人デザイナー、グエナエル・ニコラ率いるキュリオシティが手がけた。さらに、ロビーフロアには「ロエベ・ファンデーション・クラフト・プライズ2019」で大賞を受賞した、漆作家の石塚源太氏による、人が行き交う地・大阪を表現したアート作品「インナーサイクル」が飾られている。