<咲き誇れ!センバツ広陵>選手紹介/3 /広島
◇猛特訓で左投手対策 土居湊大三塁手(2年) 昨秋の明治神宮大会1回戦で苦手の左投手から4安打と大当たり。直前の中国地区大会決勝では左腕相手に3三振に終わったが、神宮大会までの10日間の猛特訓が奏功した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 左腕の先輩と練習を重ね、左打者にとって背後からの見えにくい球に対する「恐怖心」を克服した。直後の大会で結果が出て「素直にうれしかった」。 後輩から打撃の質問を多く受けるなど「教えるのが好き」。数学も得意で、方程式を解いてスッキリする感じが「打撃でいろいろ試して、自分なりの正解を見つけた時の達成感に似ている」。「間」の取り方など、最適解への探求は続く。 ◇継続力と勝負強さ身上 白髪零士遊撃手(1年) 継続力と勝負強さは誰にも負けない。昨秋の中国地区大会準決勝、1点差に迫られていた七回に2点適時三塁打を放ち、突き放した。ベンチで中井哲之監督から「ナイスバッティング」と声をかけられ、その後の自信につながった。 憧れの広陵に入学するもレベルの高さに圧倒された。先輩の動きを見習い、スムーズな送球や納得のいくスイングを繰り返した。良いイメージで練習を終えることを徹底する姿に、同級生も「気持ちの強さがすごい」。 寮の食堂のラーメンが好き。必勝祈願で訪れた宮島での久しぶりのソフトクリームも「おいしかった」。