神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文1)医療応援基金は20億円規模目指す
児童福祉施設は18歳未満が対象か
NHK:あと、対象は児童、こちら、18歳未満の児童が対象になりますか、小児受入医療というのは。 黒岩:そういうことですね。未就学児は6歳未満。これは、この未就学児の場合にはそういうコロナ受入医療機関または専用の児童福祉施設ですけども、18歳未満の方は専用の児童福祉施設に行っていただくと。この方々は皆さん陰性、陰性ですからね。陰性の方は扱っていただくということですね。 NHK:専用の児童福祉施設は未就学児も含みつつ、18歳未満の児童もという形ですね。 黒岩:そういうことですね。
出口戦略の具体的プランは?
NHK:では続いて、発表項目とはずれるんですけれども、今月の14日、緊急事態宣言の延長の解除の見通しもある中で、例えば大阪府など、いわゆる出口戦略を独自につくる府県も出てきていますが、神奈川県について今、出口戦略の何か具体的なプランとかいうものはございますでしょうか。 黒岩:大阪府が独自に解除基準として数値基準を公表されてることはよく承知しております。神奈川県の場合、まず、われわれ、いろんな形で今、毎日、毎日、その検討をしてる最中でありますけども、まずはなんといっても、この神奈川県の場合に、患者の重症患者数、中等患者数というものをベースにして、フェーズ0、1、2という3段階、つくってまいりました。 今はまだフェーズ1の段階ですね。真ん中の段階です。ですから、われわれがまずはフェーズ0にしていくということ、ここに集中しないといけない。ですから、まだそれができてないという今の現状からすれば、少なくとも14日、政府が何らかのことを発表されると、それまでに自主的に解除するといったことはまずできる状態ではないというのが現状の認識であります。 一方で、経済によってまた命が奪われるといったことがあっても、これはなりませんから、どのようにして休業解除、休業要請の緩和、これをしていくかについては、まずは14日に提示される国のガイドラインというのも見極めながら、地域別の対応といったことも考慮しながら慎重に検討していきたいと、そのように考えています。 NHK:ということは、フェーズ、要するに感染者がまだフェーズ0に、フェーズ0に戻った段階ですと、もしですけれど、今後は、14日以降に延びるかもしれませんけど、そうなると県独自の判断というのもありうる、出口戦略として。 黒岩:そうですね。それはフェーズだけで見るわけじゃなく、患者の数だけで見るわけじゃなくて、ほかのいろんな要素も加味しながら総合的に判断してくということになるとは思いますけども、神奈川の場合にはまだまだ出口といったことを皆さんに期待を持ってお話しできる状態にはまだないというふうに思っています。いつ、今は患者の数はかなり減ってきてはいます、発生する患者さんの数はね。減ってきてはいますけども、われわれはまったく気を抜いてないというところですね。 【書き起こし】神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日 全文2に続く