インフル注意報…異例の昨年に次いで2番目の早さ
岡山県は21日、インフルエンザが流行し始めたとして、「注意報」を発令した。過去10年では異例の時期に出された昨年(10月5日)に次いで2番目に早く、人の移動が多くなる年末年始に向け、マスク着用などの感染防止策を呼びかけている。 県疾病感染症対策課によると、県内84か所の医療機関から11~17日、計115人の患者の届け出があった。1医療機関あたり1.37人に上り、注意報の発令基準(1人)を上回った。保健所別では、倉敷市の2.25人が最も多く、備前2.07人、備中1.67人と続いた。 9月2日から11月17日までに421人の患者が報告され、20歳未満が6割を占めた。2009年に新型インフルとして流行したA(H1N1)亜型が全国的に主流という。20日現在で県内の幼稚園と小中高校計9校園が臨時休業した。 同課は「マスク着用や手洗いを徹底するとともに、高齢者や基礎疾患のある人は人混みを避けるなどの対策をしてほしい」としている。