“43歳レブロン”はロス五輪に参戦するか?今大会ハイパフォーマンスも本人は否定的「プレーするとは思えないね」【パリ五輪】<DUNKSHOOT>
パリオリンピックの5人制男子バスケットボール競技は、決勝戦でホスト国フランスをアメリカが98-87で破り、バスケ大国の大会5連覇で幕を閉じた。 【画像】“貴重”レブロンとカリーの“おやすみ”ポーズ アメリカの金メダル獲得の立役者となったのは、間違いなくレブロン・ジェームズだ。NBAの“キング”は、大会を通じて平均24.5分のプレータイムで14.2点、6.8リバウンド、8.5アシスト、1.3スティールにフィールドゴール成功率66.0%を記録。39歳とは思えないハイパフォーマンスを披露し、オリンピックMVP、さらにはオールスター5(大会ベスト5)に選出された。 12月30日生まれのレブロンは年末に40歳を迎えるが、パリ五輪での大活躍を見ていると、4年後のロサンゼルス・オリンピックもプレーできそうな気配すらある。しかし本人は決勝戦後のインタビューで「いやぁ、LAで自分がプレーするとは見ていない。パリでさえそう見ていなかったんだ。今から4年後だから、俺がプレーしているとは思えないね」と否定的な意見を述べていた。 現役NBA選手、さらにはNBAを離れ海外リーグで活躍するプレーヤーたちが多く参戦した今回のパリ五輪。激闘を終えて、レブロンはこう話していた。 「本当に国際的なゲームになった。世界中の人たちがゲームを愛してくれている。最後の2試合(セルビアとフランス)もそうだし、負けず嫌いなプエルトリコと南スーダン、オーストラリアも優れたチーム。たくさんのチームが成長を続けている。昨年のワールドカップを制したドイツもだ。俺たちはこれからも引き続き、世界中を鼓舞していけたらいいね」 レブロン、ステフィン・カリー、ケビン・デュラントというリーグを代表するスーパースターたちを中心にした豪華ロスターで、見事パリ五輪の頂点に立ったアメリカ。ただ、レブロンが話したようにバスケットボールは国際化が進んでおり、今後もNBA内をはじめ、ワールドカップやオリンピックといった世界大会の舞台でも、熾烈な戦いが展開されることだろう。 文●秋山裕之(フリーライター)
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