「日本の野球界にとっても大きいこと」ドジャース・大谷翔平 松井秀喜氏が持つメジャー日本人歴代最多175本塁打に並ぶ
◇MLB パドレス8-7ドジャース(日本時間13日、ドジャー・スタジアム) ドジャース・大谷翔平選手は13日、パドレス戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、第1打席で今季第4号ソロホームランを放ち、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が持つメジャー日本人歴代最多通算175本塁打に並びました。 自身の記録に並んだ大谷選手を祝福する松井秀喜さん また、第3打席にはレフトへのツーベースヒットを放ち、日米通算1000安打を記録。さらに、第4打席ではパドレスの松井裕樹投手との日本人対決が実現し、松井投手からツーベースヒットを放つなど、この試合5打数3安打1打点の活躍をみせました。なおチームは、延長11回タイブレークの末、7-8でパドレスに敗れました。 試合後、大谷選手は松井氏に並ぶメモリアル弾を振り返り、「率直にうれしいですし、個人的にももちろん嬉しいですけど、日本の野球界にとっても大きいことではないかなと思います」と心境を吐露。 それでも、“175本塁打”を意識していたか問われると、「もちろん知ってはいましたけど、次の1本、次の1本というのが基本的な考え方。どこを目指すとかではなくて、1本打ったらまた次の1本ということが大事かなと思います」と話しました。 また、今まで日本人最多記録を保持していた松井氏については、「長距離バッターとして、日本でももちろん僕が小さいころからずっと見てきましたし、同じ左バッターとして憧れているような存在ではあったので、そういう方に記録で並べたというのは自分にとってはすごく幸せなことだなと思います」とコメントしています。 これまでメジャーリーグで通算100本以上のホームランを放った日本人は、松井秀喜氏、イチロー氏、大谷翔平選手の3選手。日本人選手にとってメジャーの舞台で本塁打を放つことは難しいと考えられてきた中で、大谷選手は昨シーズン本塁打王に輝くなど、外国人選手に劣らない活躍を見せてきました。大谷選手は「体も大きいし、長打というのがひとつ売りではあると思うので、そこの強みをまず生かしていきたいなと思います」とより一層の活躍を誓いました。