フェイスオフで反省の色の間宮（左）を睨む川島（右）

　6月28日（金）に開催される格闘技イベント『BreakingDown12.5』の前日計量と記者会見が27日、都内会場にて行われ、ウェルター級77kg以下契約に出場する間宮晃仁が76.50kg、川島悠汰が76.85kgで計量をパスした。 　今回の“ミスター・ブレイキングダウン”川島と間宮の試合は、制裁マッチと呼ばれている。間宮は前回大会でSATORUのセコンドにつき、対戦相手の敗北した安保瑠輝也の愛弟子・てるがバックヤードで泣きながらドクターの治療を受けている姿を指差して笑う侮辱行為で大炎上。それ以降、間宮は口を閉ざしており、今回の会見で何を話すのか、川島への態度も含めて注目が集まった。 【フォト】間宮、手当を受ける“てる”を笑う憎たらしい顔！ 　マジメな感じで登場した間宮。フェイスオフでも互いに一礼して握手といった、ここまでとは一変してクリーンな印象を残した。 　計量を終えた川島は「このカードが組まれた意味を理解して、自分も含めて前回の一件をよく思っていない人の恨みを晴らすようにしたい」と意気込みを語った。対する間宮は「意気込みというか制裁マッチなんで、川島君のぶんぶん振り回すパンチに付き合えたらなと思います」と打ち合いをするという。 　負けて落ち込むてるを指差して笑った行為に対して間宮は、「この制裁マッチの話をもらって、嫌だと言っていたんですけど、受けることに至りました。深く反省しているので、それを受け取ってもらえたら。悪かったなという気持ちがあります」と反省していることを明かした。 　もしかしたら、川島にも毒づくのでは？という心配もあったが、間宮は深く反省し、明日は覚悟を見せることとなった。川島は「自分に求められるのは、1分間の殴り合い。楽しみにしてください」とミスター・ブレイキングダウンらしい発言。間宮は前回とは別人のようにキャラ変していた。 　明日は、川島のプライドと間宮の覚悟がぶつかり合う試合が見られることになりそうだ。 ＜川島と間宮の近況＞ 　間宮は地下格闘技で多くの実績を残し、喧嘩師・サップ西成の顔面をバラバラにしたという過去があり、15年の全日本アマ修斗選手権ではミドル級準優勝の経歴を持つ。プロ時代は修斗、GRACHANを主戦場とし、18年には西川大和にも完封勝ちしている。今年2月にBD11に出場すると、LARGE HIGHに判定勝利するなどその実力は本物だ。 　川島は第1回のBDから参戦し、結果を残していることから“ミスターブレイキングダウン”と呼ばれる。キックボクシングルールでKOを量産し、特に打ち合いで強さを発揮している。先月にはDEEPに初参戦するも、渡部智偉の組みに苦戦して判定負け。