【ハイライト動画あり】明治大学、春の課題を克服し慶應義塾大学に快勝。ラグビー関東大学対抗戦
「(アタックが)縦に来るシーンが多かったが、この1週間、ジャンプという前に出るディフェンスを意識していて、そこがチームとして出た」(右FL/フランカー福田大晟・商4=中部大春日丘)。
ディフェンスの時間が続く嫌な雰囲気を、左CTB平翔がワンプレーで払拭した。後半17分に相手SHから出たボールをインターセプトすると自陣22m付近から独走。後半初得点を挙げた。「狙ってはいなかったが、SHが持ち出してきたのもあったので、そこを予測してボールを取れて良かった」(平翔)。
その後、初失点を許すが、途中出場のHO(フッカー)金勇哲(営4=大阪朝鮮)、FB金昂が追加点を挙げ52-7でノーサイド。春シーズンの課題であったセットプレーを克服し、ラインアウト、スクラム共に高いクオリティを見せつけた。
「ラインアウト(成功率)が100%というクオリティですごく良くて、スクラムもしっかり相手にプレッシャーをかけてターンオーバーできた」(金勇)。
次戦の相手は大学選手権優勝経験もある古豪、日本体育大学。早稲田大学戦でMIP(モスト・インプレッシブ・プレーヤー)を受賞した右WTBトアニトニ・キオカタなどを擁するランニングラグビーが強みのチームであり油断できない。
「(次戦では)もうちょっとチームにフィットして、ジャパンの合宿で学んできたことをフルで出せるように、もっとアグレッシブにいきたい」(WTB海老澤琥珀・情コミ2=報徳学園)。
『奪還』というゴールに向けて、まずは3連勝を目指し、小田原での日体大戦に臨む。
文:佐藤比呂/写真:井垣友希、森口絵美理(明大スポーツ新聞部)
明大スポーツ新聞部