イオン「まいばすけっと」出店加速、早期に倍増へ
イオンが9日、都内で開催した決算説明会で吉田昭夫社長が下期の方針等を話し、都市型小型SM「まいばすけっと」について、今後投資を重点配置し、現在の約1200店舗から早期に倍増させる方針だとした。 【画像】まいばすけっと 仲町台駅南店 冷凍食品売場 青果売場
吉田社長は「今後、東京への人口集中が予想される中、(都心部で)大型ショッピングセンターや大型スーパーで売場面積を増やすのは難しい。『まいばすけっと』は現状に合った業態であり、また都市部におけるCVSとの比較ではより低価格のイメージを持っていただけており、非常に競争力があるフォーマットができたと思っている」と話す。 同業態では現在、トップバリュの売上構成比が20%ほどあり、これをさらに高めることで価格競争力と収益力の強化を図っていくという。 また、今年6月にはUber Eatsと提携し、新機能「ピック・パック・ペイ」を導入。Uber Eatsの配達パートナーが、注文商品のピック作業・袋詰めから会計・配達までを一貫して手掛ける機能で、加盟店は追加人員なしで売上アップを期待できるという。同社グループ企業幹部によれば、グループの新たなオンラインマーケットプレイスの構築も構想しているということで、今後のネット通販・宅配需要の拡大を見据えれば、大手CVS各社と比べると都心部店舗網が薄い中で、イオングループの都心部におけるラストワンマイル拠点として「まいばすけっと」を活用することも考えられる。
食品産業新聞社
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