大震災13年を前に語る 宮城野親方、岩手県で講演
大相撲の宮城野親方(元横綱白鵬)が18日、岩手県山田町で講演会を行い、誕生日でもある来月11日で発生から13年の東日本大震災へ思いを語った。2011年6月に日本相撲協会の被災地巡回慰問で訪れて以降、山田町との交流を続けており、約700人を前に「現役時代は3月11日に必ず勝つことで、皆さんに勇気と元気を届けようと思っていた」と語った。 講演会の前には、自らの懸賞金や十両以上による力士会の寄付金などで12年に再建した相撲場を訪問。土俵を見つめ「10年以上たっても全く古くなっていない。この土俵から大相撲、宮城野部屋に入る子が出たら、町全体が盛り上がっていくのではないか」と願った。