五輪をきっかけに、パリ市では豊かなスポーツライフを目指す
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、五輪をきっかけに豊かなスポーツライフを目指すパリ市について。
五輪をきっかけに目指す人々の豊かなスポーツライフ
障害者のモビリティ向上、クリーンなインフラ整備など、オリンピックをきっかけとしてパリ市はあらゆる底上げを進めている。なかでもスポーツは最も重要なトピック。無料で参加できるスポーツイベントが目白押しなのだ。 アシックスとのコラボで昨年11月に始まった『Paris, bouge ton esprit』(パリよ、心を動かせ)は、プロの指導のもと毎週木曜夕方にランとエクササイズを行う内容。メンタルヘルスに注力しているところが特徴になっている。今年5月からは100%女性イベントになって、より一層人気が集中。開催時間を延長したほどだ。 さらに国内の小学校では「30分間カラダを動かす」プロジェクトが実施中。それは若年世代からスポーツを習慣化し、心身の健康と生活習慣病予防を目指すというもの。オリンピックを契機に、人々とスポーツの距離は縮まっているのだ。
JOURNALIST
LEBLANC–SUMINO KEIKO/山梨県出身、パリ在住27年。フランス外務省発行記者カード所持する食とライフスタイルのジャーナリスト。ほぼベジタリアンのペスカタリアン。 edit: Takashi Osanai
LEBLANC–SUMINO KEIKO(初出『Tarzan』No.885・2024年8月1日発売)