年収300万円ですが「年間休日100日・毎日残業」の生活に疲れました。結婚して「専業主婦」になりたいのですが、相手の年収はどのくらい必要ですか?
【参考】希望する夫婦の世帯スタイルは?
株式会社ディスコが、2023年に卒業直前の大学生または大学院生に聞いた「キャリアプラン・ライフプランに関する調査」によると、専業主婦世帯を希望する人の割合は男子で14.6%、女子で7%となっており、専業主夫世帯を希望するのは男子1.0%、女子で1.3%と、全体の80%近くの人は共働きを希望しているようです(図表1)。 これからの時代は、年収要件だけではなく、専業主婦(夫)を養う覚悟のある人を探すのにも苦労しそうですね。
<図表1> 株式会社ディスコ 卒業直前に聞いた「キャリアプラン・ライフプランに関する調査」
まとめ
専業主婦(夫)になれる配偶者の年収は500万円が目安になりそうです。ただ、収支ギリギリの計算である点に注意しましょう。子どもに十分な教育費と自分たちの老後資金の準備、定期的に旅行などの娯楽を楽しみたい場合には、さらに数百万円が必要になるでしょう。 また、共働きが当たり前になりつつある現代においては、年収にかかわらず、「専業主婦(夫)になっていいよ」と言ってくれる人と結婚するハードルも高そうですね。 出典 総務省統計局 家計調査報告 ―月・四半期・年― 株式会社ディスコ 卒業直前に聞いた「キャリアプラン・ライフプランに関する調査」 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部