【時系列でわかる】イスラエル軍「数日以内にガザで重要作戦」ハマスとの武力衝突 死者2700人超(11日まで)
■10月8日 イスラエル支配地域にレバノン側から砲撃
イスラエル北部と国境を接するレバノン側から8日、イスラエルが実効支配する地域に砲撃がありました。レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が犯行声明を出し、パレスチナの人々との「連帯」を示すために砲撃を行ったと主張しました。 ロイター通信などによりますと、イスラエル北部と国境を接するレバノン側から8日早朝、イスラエルが実効支配するゴラン高原のシェバア農場地区に砲撃がありました。レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が犯行声明を出し、パレスチナの人々への「連帯」として、シェバア農場にあるイスラエル軍の3つの拠点にロケット弾などを発射したと主張しました。 これに対し、イスラエルはレバノン南部に砲撃を行いました。
■10月8日 パレスチナ保健当局「少なくとも313人死亡」
パレスチナ側の保健当局は8日、ガザ地区で少なくとも313人が死亡し、ヨルダン川西岸でもイスラエル軍の攻撃で7人が死亡したと発表していて、事態の悪化が懸念されています。 ロイター通信は「今回のイスラエルへの攻撃はここ数十年で最大の規模で、アメリカが支援する地域の安全保障の連携を築く取り組みを台無しにする可能性がある」と報じています。
■日本時間10月8日夜 双方の死者が900人以上に
イスラエル政府の発表によりますと、8日もイスラエル南部などに攻撃があり、これまでに600人以上が死亡、2000人以上がケガをしたほか、100人以上の兵士や市民が連れ去られたということです。 イスラエル軍は、報復の攻撃を続けていて、8日もガザ地区のハマス側の拠点などを空爆しました。また地上でも、侵入したハマス側の武装集団との戦闘が続いています。 パレスチナ側の保健当局は8日、ガザ地区で少なくとも370人が死亡し、約2200人がケガをしたと発表していて、双方の死者数は、900人以上にのぼっています。 イスラエル側はイギリスやドイツなどの首相と電話会談し、支持を取り付けていますが、イランのライシ大統領は「パレスチナの正当な防衛を支持する」と声明を出すなど、イスラエルとパレスチナをめぐり各国の対立が激化する懸念も出ています。