アサド政権崩壊でシリアの刑務所の実態が明らかに…解放された“収容者”には幼い子どもも【news23】
小川キャスター: 非常に複雑な状況というのを見ますと、つい思考停止に陥ってしまいそうになるんですけれども、どう見ていますか。 田中ウルヴェ京 さん: 他国の問題をいかに共通課題は何かと考える能力を試されてるなと思います。 シリアに限らずどんな問題も歴史的な背景もあり、本当に複雑なわけです。そのような時に、他国のことを、解決する方向はどこなんだろうというように、解決は簡単じゃないからこそ、考える能力がなければならないということを感じます。 「核廃絶」とこれだけ日本がずっと言い続けてきている、そして被爆国だということを言い続けてきている。私は海外でいろんな方々とお話をするときに、この核についての理解が全然違うなと感じることがある。しかしそんなときに、今回のノーベル平和賞いただくということは、どこかの他国の人たちが「これって共通課題で、絶対にこの核廃絶を叫んでいる日本のことは取り上げなければいけない」というふうに誰かが共通課題だと思ってくださったということが始まりだと思うので、やはり1人1人が共通課題は何だろうっていうことを考え抜く能力は試されてるなと思います。 小川キャスター: その考えの整理はどこかで私達に帰ってくるということにもなりますからね。 ================ <プロフィール> 須賀川 拓さん 23ジャーナリスト 前JNN中東支局長 ガザ・イスラエル・イラン・シリアなど中東地域を取材 伊沢拓司 さん 株式会社 QuizKnock CEO 東京大学経済学部卒 クイズプレーヤーとして活躍中 田中ウルヴェ京さん スポーツ心理学者(博士) 五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授 こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰
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