JFEエンジがハウス食品の18拠点へ低CO2電力供給
JFEエンジニアリング(社長・福田一美氏)はハウス食品グループ向けに多拠点エネルギー供給サービスの提供を本格開始した。ハウス食品の静岡工場(静岡県袋井市)に建設していたコージェネレーション(熱電併給)設備が稼働。同設備を核とした二酸化炭素(CO2)排出の少ない電力を、ハウス食品の国内18拠点に対し一括供給し、同社のCO2排出削減に貢献する。 15日、JFEエンジの福田社長や松川裕二取締役専務執行役員、ハウス食品グループ本社の浦上博史社長らが出席し現地で運用開始を祝う式典を開催。福田社長は「今回の取り組みを通じ両社のさらなる発展につなげたい」と期待を表明した。 サービスの名称は「JFE―METS(メッツ)」。新設したガスコージェネ設備で同工場に電力と熱を供給。余剰となった電力は、JFEエンジグループが扱う別の電力を上乗せした上で、ハウスの他の生産拠点や研究所などグループ8社18カ所に融通する。同サービスとして最多の供給拠点数となる。