スマホと同じくクルマもワイヤレス充電が可能に!? 自然界からもヒントを得て開発する「マーレ」の技術力
利用方法は、スマートフォンのワイヤレスチャージングと同等といえます。車両側に受信機、駐車スペースに送信機を備えることで、非接触での充電を可能としています。 マーレでは、同じくドイツの電気機器メーカーであるシーメンスとの協業による開発を進めており、マーレが、電気を受け取る車両側の受信機を、電気を供給する送信機をシーメンスが担当しています。 最新のシステムでは、11kWの普通充電に対応し、92%の効率での供給を可能としています。EVの充電がワイヤレスとなり、店舗や会社などの駐車場で小まめに充電ができるようになれば、高額な急速充電器だけに頼らない充電インフラの構築も可能となるだけに、EV向けのワイヤレスチャージング技術については、今後の展開が注目されています。
大音安弘(自動車ライター)