輪軸不正で副社長けん責 JR東「信頼回復へ」
JR東日本は9日、列車の輪軸を組み立てる作業で不正があった問題を受け、鉄道事業本部長を務める渡利千春副社長をけん責処分とした。同社は「本件を厳粛に受け止め、信頼回復に努める」とコメントを出した。 また、不正な輪軸を多数の鉄道事業者に納入していたJR東の子会社「総合車両製作所」も、西山隆雄会長の1カ月分の報酬を30%減額するなど計3人を処分した。 輪軸は車輪と車軸からなる部品で、組み立て時にかける圧力が規定内だったようにデータを改ざんする不正が鉄道事業者などで相次ぎ発覚。JR東と総合車両製作所は、国土交通省から行政指導を受けていた。