徒歩で日本一周「やりたいことには100%」でも「人生は70点で満足」その言葉に秘められた意味とは?
楽しい選択の先にも得られるものはある
tomoyanさんは「どんな生き方であれ、自分が自分の生き方を肯定できたらいい。誰かを傷つけてなければ」と考えています。 世界一周を終えたあとのことは未定。ですが、その状況を「笑える何かがまっているかもしれないし、つらいことが起きてもネタになる」と楽観的に捉えています。 「不安がないというとうそになるかもしれません。しかし『楽しいと思える方向に進んでいく』という信念は変えないでいたいと思っています」 そう考えるようになったのは、愛犬の介護をしていたときに、自分に起きたある変化がきっかけでした。どんどん元気がなくなっていく愛犬の姿を見続けながら、自身もやりたいことができない毎日が続くなか、お金に関心がなかったはずが、お金を散在することでストレスを発散するように。自分が変わっていく感覚を味わい、我慢より楽しいを感じられる毎日を大切にするようになりました。 そんなtomoyanさんですが、今までやこれからの経験が、将来何かにつながるかもしれないとも考えています。 日本一周中には、さまざまな立場や年齢層の人と関わり、中には「もし帰国して無職だったら一緒に働きたい!」と声をかけてくださった人も。そして、自身のSNSの投稿が、ラオスに入ってから話題になりはじめ、現地の人のフォロワーが増えているといいます。 「どこでどんな出会いがあり、それがどんなことにつながるかわからない。そんな可能性に満ちた日々を楽しんでいます。それとともに、その何かをつかむために地道に語学の勉強にも励んでいます」 楽しむことは楽をすること、耐えることを良しと考えてしまいがち。しかし、自分が「楽しい」と思う方向に進んでいくうちに、自分が想像もしていなかった「楽しい」が引き寄せられるかもしれません。 「自分の生き方に自分が疑問を持つことはしたくない」と語るtomoyanさんのこれからを、こちらも楽しみに見守っていきたいです。
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