レースクイーン、グラドル、女優、そして「書道家」。おしの沙羅が駆け抜けた激動の20代を振り返る「揉みに揉まれた10年って感じです」
――グラビアアイドル卒業の背景には、そんな思いがあったんですね。でも、今のおしのさんはすごく楽しそうですよね。 おしの 本当ですか? ――SNSを見ていても、グラビアアイドル時代とは違ったナチュラルな魅力が出ていると感じます。 おしの それはうれしいです。昔は笑顔ができるようになればなるほど、よく「目の奥が笑ってない」とは言われました(笑)でも、それって技術じゃなくて心の問題ですよね。それが今は言われなくなったから、自分の気持ちもやっぱり変わってきたんだろうなとは思います。自分を必要以上につくろうことがほとんどなくなったんだと思います。――以前は廃墟で撮影のグラビアとか多かったですよね。 おしの 特に週プレさんがそうです。廃墟をはしごする撮影とかありました。海の撮影もビーチではなく、私は漁港だったり。あと旅館ですね。廃墟、漁港、旅館が週プレさんの思い出です(笑)。 ――レースクイーンからグラビアアイドル、そして女優と書道家の二刀流と、環境の変化が激しい20代でした。以前は人生の目標がなかったとのことですが、今後はどうなっていきたいですか? おしの ちょうど昨日、明大前駅の近くを通ったんですよ。私が初めて一人暮らしをした場所で、それから10年が経って、「本当にいろんなことがあったな」って気持ちになったばかりでした。20代はいろんなことに挑戦した時期でした。あれでもない、これでもないって挑戦していく中で、いろんな人に出会って、いろんなことを知って。 ほんと、揉みに揉まれた10年って感じですけど、今は29歳になって、少しは自分の中に軸ができたのかなって思うから、30代はそれを基盤にして、しなやかに進んでいきたいと思っています。 ●おしの沙羅(おしの・さら)1995年6月3日生まれ 東京都出身2015年にレースクイーンとしてデビュー。グラビアアイドルとしても活躍し、数々の雑誌の表紙を飾るなど大ブレイクを果たした。2020年にグラビアを引退し、女優としての活動を本格的にスタート。2023年より「雨楽」の名前で書道家としても活動している。同年10月には芸名を「おしの沙羅」に改名した。公式X【@oshino_sara】 公式Instagram【@oshinosara】公式HP【】 ■舞台『何も変わらない今日という日の始まりに』 【公演期間】2024年11月13日(水)~17日(日)【会場】浅草九劇【チケット】その他詳細は浅草九劇公式サイトをチェック!() ■雨楽 4th個展「 讃-SAN- 」【会期】2024年12月3日(火)~12月8日(日)【入場】無料【会場】孔雀画廊東京都中央区京橋2丁目5-18 京橋創生館1F 取材・文/小山田裕哉 撮影/後野順也