国内新車販売、2年ぶり減少の442万台…認証試験不正による出荷停止が響く
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が6日発表した2024年の国内新車販売台数は、前年比7・5%減の442万1494台で2年ぶりに減少した。自動車の認証試験を巡る不正を受け、一部メーカーが出荷を停止した影響が出た。
軽を除く登録車は、5・6%減の286万3626台だった。軽自動車は10・7%減の155万7868台となった。
メーカー別にみると、認証不正が発覚した企業で減少が目立った。国内工場を一時的に全面停止したダイハツ工業は38・3%減の36万6635台。一部車種の生産が約3か月間止まったトヨタ自動車(レクサスを除く)は、14・1%減の135万5581台。マツダは、20・2%減の14万1965台だった。
一方、ホンダは人気の軽自動車「N―BOX(エヌボックス)」などが好調で、12・5%増の66万8414台だった。日産自動車は1・1%減の47万5569台だった。