日本株は年末まで戻り歩調続く、不確実性での急変動を好業績がカバー
同氏は、景気に左右されにくいインフラ関連の銘柄を選好、個別銘柄では日立製作所を挙げた。
ただ、中国の景気刺激策を受けて中国株へ資金が流入しており、日本株への注目度が弱まる公算がある。9月24日の政策発表から同月末まで中国本土株の指標CSI300指数は25%上昇し、同期間にほぼ変わらずだったTOPIXを大きくアウトパフォームした。
JPモルガン・チェースのアジア投資ストラテジスト、アレクサンダー・ウルフ氏は、景気刺激策により中国に対してやや楽観的になっているとした上で、日本株にも上昇余地があると指摘。「日本は名目成長率と収益が高まっており、構造的に依然楽観的だ」と述べた。
--取材協力:我妻綾.
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Haruka Iwai, Momoka Yokoyama