S広島Rの2連覇か? I神戸の初優勝か? クラシエカップ決勝、12/29(日)・国立でキックオフ!
キックオフ3日前となる12月26日、『2024-25 WEリーグ クラシエカップ』決勝の記者会見が行われた。サンフレッチェ広島レジーナの吉田恵監督とDF左山桃子、INAC神戸レオネッサのジョルディ・フェロン監督とDF三宅史織が意気込みを語った。 【PHOTO】左山桃子(サンフレッチェ広島レジーナ)と三宅史織(INAC神戸レオネッサ)のツーショット 吉田監督「INACさんとは1週間前に『皇后杯』(JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会準々決勝で0-1)で対戦し、(2025-25 SOMPO WEリーグ)第1節(1-1)でも対戦した。個の選手の能力が相当高く、戦術的な戦い方ができるチームという印象。我々レジーナはこのカップ戦を取っていて連覇できるチームは我々だけなので、ぜひ優勝して『クラシエカップ』2連覇を成し遂げたい」 左山「INACさんの印象は個の能力が高い選手が揃っている印象がある。レジーナは去年カップ戦を取れたが、チャレンジャーの気持ちを忘れずにアグレッシブに戦っていきたい。 リーグ戦もそうだが、先週もINACさんには開始3分で取られているので、試合の入りからしっかり守っていきたい」 フェロン監督「広島さんはいい選手が揃っていて、試合中の組み立てができるいいチーム。縦への速攻もいい、中嶋(淑乃)選手もいい選手なので、コンディションが良ければ出てくるので、我々は注意深く臨まないといけない試合だと認識している。決勝に向けてクラブ、選手、スタッフ、そして神戸の街のためにもタイトルを取りたいという強い気持ちを持っている。『クラシエカップ』で決勝に残り、リーグは2位、『皇后杯』もタイトルの可能性があるのて、まず『クラシエカップ』をがんばって取りたい。素晴らしい広島と戦えるのは光栄なこと、素晴らしい試合になるように期待している」 三宅「広島さんは守備がしっかりしている印象。前線にいい選手がいて、クロスを上げ切るいいサイドの選手もいる。『クラシエカップ』の決勝は初めてなので、チャレンジャーとしていいサッカーを見せたい。1週間前の試合は相手のチャンスでたまたま助かったり、完全に崩して点を取れたわけではないので、また違う試合になると思う」 国立競技場での決戦という大きな舞台への思いを聞かれた4人はこのように返答した。 吉田監督「国立でサッカーの決勝を戦うこと、チームが立ち上がって4年目でやれることに選手全員で喜びを感じている。サッカーの聖地でカップ戦連覇を掛けて決勝を戦えるのは意義深い。選手たちも国立でカップを取りたいという気持ちで戦ってくれると思う」 左山「国立でレジーナのサッカーをより多くの人に見てもらえるのはチームの存在価値を高めることになると思う。笑って2024年を締め括りたい。私自身も国立でサッカーするのは初めてなので、とても楽しみにしている」 フェロン監督「素晴らしい舞台で決勝を戦えることを楽しみにしている。女子サッカーの決勝がこういう素晴らしい舞台で行えることをうれしく思っている。素晴らしい舞台で高まりもあるが、若い選手が緊張しないよう、いつものプレーを見せられように考えている」 三宅「やっぱり決勝戦、国立という舞台で高まる気持ちはみんな持っていると思うが、その中でどれだけいつも通り、練習通りにできるかが大事だと思う。緊張している若い選手もいると思うが、チームを引っ張っていければと考えている。どんな展開になるかわからないが、勝利で締め括れればと思う」 果たして、S広島Rが連覇を果たすのか、I神戸が初優勝を手繰り寄せるのか。『2024-25 WEリーグ クラシエカップ』決勝は12月29日(日)・国立競技場にてキックオフ。チケットは無料招待を含めてJリーグチケットにて発売中。試合の模様はBSテレ東にて生中継。