「小1の壁対策なるか 」朝7時半から校庭開放した三鷹市「子どもの居場所づくり」開始から半年で見えた成果と課題
これまでも朝の時間にボールを使った運動などを行っていて、朝の校庭開放にも引き続きそういった運動を取り入れている学校もありますので、各校の経験を生かせたらと思っています。子どもたちの意見も聞きながら環境を整えたいです。 ただ、校庭開放自体、早く来ることを強制する制度ではないですし、保護者の方のご負担が増えてはいけないので、みんな来てくださいというイベントにはしづらく、保護者の方や地域の方のご協力も必要になってくるのも悩ましく思っています。
また、これも学校の状況で変わりますが、校庭を開放することで早朝から子ども達の声がするので地域の方のご理解も必要です。「子どもたちの居場所なので全然問題ないですよ」というお話も伺いますが、もう少し時間をかけてどういう対応ができるのか少しずつ検討していきたいですね。 保護者の方のご理解やご要望、近所の方のご理解などいろいろな要素がありますし、学校ごとに状況も違います。一足飛びに進めるのは難しいですが、時間をかけながら進めて参りたいと思っています。
… 子どもが安心して過ごすことができる校庭開放の取り組み。個別に学校の状況が違い制約もある中で、子ども達の安全を第一に、できることから進めていく姿勢が印象的でした。今後の三鷹市の取り組みと、他の地域で朝の校庭開放がどのように展開していくのか注目されます。 取材・文/阿部祐子 写真/PIXTA
阿部祐子