名医に聞いた「実績と経験があり、地域住民に信頼される15人の医師リスト」年間200例の手術を行なう医師が「日本一の職人」と称賛する名医の氏名【心疾患編】
「がん」に次いで死因第2位を占める「心疾患」だが、医療の進歩によって豊かな人生を失わず回復を目指すことが可能になっている。そこで大切になるのが、“医師選び”だ。知識と経験を併せ持ち、寄り添ってくれる医師は誰なのか。最もよく知る臨床の現場に立つ医師に、心疾患治療に長けた医師を教えてもらった。 【画像】名医が推薦する心疾患の名医一覧を表でチェック!
教えてくれた人
新井平伊さん/アルツクリニック東京院長、吉岡邦彦さん/板橋中央総合病院・医学博士、渡邊剛さん/ニューハート・ワタナベ国際病院総長、和田秀樹さん/和田秀樹こころと体のクリニック院長、南淵明宏さん/昭和大学横浜市北部病院・心臓外科医
技術力に加えて地域密着の姿勢もポイントに
本誌は各分野の名医に取材し、「自分や家族を診てもらいたい医師」を聞いた。医師自らが選ぶ「本当に頼れる名医」を一覧表にした。 認知症専門医の新井平伊医師(アルツクリニック東京)が推薦したのは、板橋中央総合病院・吉岡邦彦医師。 「前立腺がんの名医で、06年に国内で初めて『ダ・ヴィンチ』によるロボット支援手術を手がけて以来、泌尿器科分野のロボット手術件数は日本一」 その吉岡医師が挙げたのは、日本人の死因第2位である「心疾患」治療の第一人者だ。 「ニューハート・ワタナベ国際病院・渡邊剛医師です。ロボット支援下の心臓手術件数世界一で知られる名医です。私は東京医科大学で同時期に働いており、渡邉先生の手術を何度も見学し、手術手技の正確性、スピードに感銘を受けました」 黎明期の2000年代から「ダ・ヴィンチ」導入に奔走した渡邊医師は、ロボット支援手術に取り組む心臓外科の名医として国立循環器病研究センター・福嶌五月医師や鳥取大学医学部教授・吉川泰司医師を挙げる。さらに、みなみ野循環器病院理事長・幡芳樹医師の「地域密着」の姿勢に敬意を抱いているという。 「東京・八王子で多摩地区を代表する循環器病院として、地域住民に信頼されています。お人柄、実力ともに尊敬する先生です」