バレー男子 石川祐希「優勝しか見ていない」新天地ペルージャでの新シーズンに気合 ロス五輪にも言及
バレーボール男子でパリ五輪代表の石川祐希(ペルージャ)が25日、イタリア・セリエA開幕前にオンラインで取材に応じた。“世界最強”と称されるチームに合流して約1カ月が経過。「練習しているだけでもレベルアップする感覚」と、世界トップ選手が集まる環境で刺激的な日々を送れているという。新天地で送るシーズンへ「チームとしては優勝しか見ていない。活躍してタイトルを取れるように」と意気込んだ。 チームはイタリアスーパー杯で優勝し、石川は決勝で20得点を挙げて3連覇に貢献し、MVPも獲得した。ただ本人は「プレーは納得していない。安定していない」と厳しく評価。イタリアに渡ってから初のタイトルとなったが満足せず、「レセプション返球率と、ハイボールの決定率を上げないといけない」と課題を挙げた。 金メダル獲得を目指した今夏のパリ五輪は、東京大会に続く8強。イタリアとの準々決勝ではゲームポイントを握りながら、逆転を許してしまった。石川は「五輪で悔しい思いをしたので、次の五輪で結果を出せる準備をすることが大事」とすでに4年後を見据えて気合。「世界最高峰のペルージャでどれだけ磨けるか。この1年、2年で成長したい。世界選手権、ネーションズリーグで1どメダルを取っている。ロス五輪だけを見ているわけではないが、目標はメダルになる」と語った。 また自チームと、代表期間を戦い抜く多忙なスケジュールをこなす意義にも言及。「日本代表として戦うのは自分のためでもある」としつつも。「(いろんな人に)一番見てくれている期間。日本バレー界を盛り上げるため、バレーボールが注目されて、身近なスポーツになるためには日本代表で結果を残すことは大切。そこで活躍することが、将来のバレーボール界のために大事だと思う」と話した。