「貯蓄が3000万円以上ある」70歳代は何パーセント?現代シニアの年金額と生活費も確認
日本では緩やかに平均寿命が伸びており、厚生労働省の統計によると、2023年時点における70歳の平均余命は男性で16年、女性で約20年となっています。 ◆【棒グラフ】70歳代・二人以上世帯の貯蓄額割合を見る このような数値を見て、現役を退いた後の70歳以降の生活をできるだけ充実させたいと考える人も多いのではないでしょうか。 収入を増加させることが難しい70歳代以降においては、それまでの貯蓄状況が生活において使えるお金に大きく影響します。 そのため、70歳代を迎えるまでにどのくらいの資産を持てるかによって、老後の生活における経済的な余裕が大きく変わってくると言えます。 今回は、70歳代二人世帯の貯蓄状況と、3000万円以上の貯蓄をしている割合を確認した上で、70歳代までに3000万円を貯蓄する方法について考えていきます。ぜひ参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
70歳代二人以上世帯の貯蓄額
それでは、70歳代の二人以上世帯における貯蓄額ごとの割合をみていきましょう。 ・金融資産非保有:19.2% ・100万円未満:5.6% ・100~200万円未満:5.1% ・200~300万円未満:4.3% ・300~400万円未満:4.7% ・400~500万円未満:2.5% ・500~700万円未満:6.2% ・700~1000万円未満:5.8% ・1000~1500万円未満:10.2% ・1500~2000万円未満:6.6% ・2000~3000万円未満:7.4% ・3000万円以上:19.7% 統計データによれば、70歳代の二人以上の世帯で貯蓄が3000万円以上ある世帯は、全体の19.7%程度であるとされています。 さらに、同様の統計によると、70歳代の貯蓄の平均値は約1757万円、中央値は約700万円となっています。 世帯数ごとに数えたときの中心に位置する世帯の貯蓄額が700万円であるため、半数が700万円以下という貯蓄額で70歳代を過ごしていることがわかります。 さらに、平均値や中央値と比較して3000万円の貯蓄というものがかなりの高水準であることも窺えます。