“検挙人数”最多はベトナム人や中国人でも「クルド人」に非難が集中 “偽装難民”問題の背景にある「出入国在留管理庁」の複雑な事情
日本政府の問題
とにかく今の日本は、日本に入国して来る外国人の人数が国策によって毎年急増中だが、入管のパンク状況を見てもその受け入れ体制には大きな問題がある。 日本政府は、外国人材の受け入れ・共生のための総合的対応策により、外国人の受け入れ環境整備を強化しているとしているが、果たして本当に有言実行がなされているかどうかについては疑問の余地がある。とにかくまずは出入国在留管理庁で発生している慢性的なストレスを解消させるべきだ。 第1回【「クルド人は真面目でよく頑張る」 トラブル頻発でも、解体業者が「クルド人作業員を好んで使う」知られざる理由】では、なぜ日本人の解体業者がクルド人作業員を高く評価するのかをお伝えする。 藤原良(ふじわら・りょう) 作家・ノンフィクションライター。週刊誌や月刊誌等で、マンガ原作やアウトロー記事を多数執筆。万物斉同の精神で取材や執筆にあたり、主にアウトロー分野のライターとして定評がある。著書に『山口組対山口組』、『M資金 欲望の地下資産』、『山口組東京進出第一号 「西」からひとりで来た男』(以上、太田出版)など。 デイリー新潮編集部
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