インフラ関連でリーダー企業に厳選投資、「SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド」が見据える雄大な未来
また、COP(気候変動枠組み条約締結国会議)コミットメントの増加による企業の「グリーン設備投資」も極めて重要なインフラ投資事業になっています。民間部門の新規設備投資は、2022年以降、政府の投資支出を上回る大きな規模で拡大しています。
このようなインド国内の官民をあげての旺盛なインフラ投資が、関連産業を活性化させ、関連企業の成長につながっています。
――「SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド」が注目しているインフラ関連とは? また、インフラ株における個別銘柄の選定ポイントは?
当ファンドで投資対象としているインフラ関連とは、道路、鉄道、港湾、電力、通信などインフラを所有する企業、および、そこに資金を提供する銀行など金融セクター、そして、セメントや建設などインフラを創設する企業群も投資対象にしています。
投資ポートフォリオは、30~40銘柄で構築していますが、その銘柄選定のポイントは、業界のリーダー、または、潜在的な成長率が高いセクターで市場シェアの高い企業を選好します。また、1年から5年の期間で見通して持続可能な収益を生み出す能力があることも重視します。適正な収益率で一貫した利益成長を実現していること、事業から健全なキャッシュフローを生み出している実績などが企業評価のポイントです。
――過去5年にわたって高いパフォーマンスを実現してきました。今後の投資環境について、どのように考えていますか? 総選挙が実施され、モディ首相が率いるBJP(インド人民党)が引き続き政権を担うことになると、今後はどのような分野への投資に重点が置かれますか?
これまで2期10年にわたって政権を担ってきたモディ首相が、引き続き政権を担っていくことになりますが、モディ首相の政策は、「自立したインド」を掲げ、インドの成長のために必要なインフラを整備することに努めてきました。インフラを整備することによって、製造業のコストを下げ、GDPに占める製造業の比率を17%から25%に引き上げることを大きな目標に掲げてやってきました。国内の製造業を強化することによって、雇用を創出し、若い人たちに雇用の機会を拡大することを目指しています。