インフラ関連でリーダー企業に厳選投資、「SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド」が見据える雄大な未来
インドで実施された総選挙の結果、現職のモディ首相が引き続き政権を担うことが決まった。世界の中でも頭抜けた成長を続けるインドは、グローバル株式投資においても有力な投資の選択肢になっている。中でも、旺盛な投資が継続するインドのインフラ関連企業の成長は目覚ましく、「SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド」は、過去1年間のトータルリターンが63.08%(2024年4月末時点)になった。同ファンドを運用するUTIアセットマネジメントのヘッド・オブ・リサーチ兼ファンドマネージャーであるサチン・トリベディ(Sachin D.Trivedi)氏(写真)に、インド経済とインドにおけるインフラ投資の今後の見通し等について聞いた。【インタビューは選挙結果が発表される前の5月最終週に行われた】
――インドのインフラ関連株は、2023年は非常に良いパフォーマンスを上げ、2024年に入ってもその勢いは続いています。「SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド」と「MSCIインド(配当込み、円ベース)」を比較すると、過去1年間のトータルリターンは、インフラ関連株ファンドが56.60%と「MSCIインド」の47.68%を上回っています(2024年5月末時点)。過去5年(年率22.36%対20.92%)でもインフラ関連株が優位です。これまで、インフラ関連がインド株全体を上回るパフォーマンスを挙げられた理由は?
インド政府はインフラ投資を重視してきました。インフラ投資に関する政府支出は過去5年間で3倍くらいの規模に拡大しています。近年は民間セクターの収益が改善した関係で、民間セクターによるインフラ整備も進んでいます。通信業界はバランスシートが改善し、通信インフラ設備を増設しています。また、不動産業界も需要が回復し住宅を中心としたインフラ関連投資に積極的に取り組んでいます。銀行も不良債権の処理が進み、自己資本比率が改善し、民間投資向け融資が伸びています。