JR「往復乗車券」「連続乗車券」、再来年3月で販売終了…「ネット予約で割引活用して」
JRグループは2日、「往復乗車券」と、乗車区間の一部が重複する「連続乗車券」について、2026年3月で販売を終了すると発表した。インターネット予約の普及や購入者の減少が主な理由という。
JRグループによると、2種類の乗車券は紙の切符で、「みどりの窓口」や券売機で購入できる。一方で近年は、ネット予約のサービスや交通系ICカードの普及が進んでいる。1887年に販売が始まった往復乗車券の購入者は減り、JR東日本では5年前と比べて2割減少していた。
往復乗車券の販売終了に伴い、片道601キロ以上を往復する場合に乗車券の運賃が1割引きされる「往復割引」の適用も終了する。往復や連続の予定を組む場合は、別々の片道乗車券を購入することになる。
JRグループは「JR各社はネット予約で割引商品を販売しているので、活用してほしい」としている。