ジャパンモビリティショービズウィーク2024で見つけた! やりすぎ 「脱炭素カー」10選!!!
■EVバイクにバギーも登場! ――第4位は? 渡辺 いすゞのエルガEVです。全長が10m超、全幅も約2.5mに達する巨漢ですが、国内大手初のEVバスです。 ――エルガEVの特徴は? 渡辺 EVのメカニズムをボディの後部に搭載するため、床が低く乗降性や居住性を向上させました。床が平らで車内の移動もしやすい。ちなみにフル充電で走行できる距離は開発者いわく「平均150㎞程度」とのこと。街中を中心にした走行距離の少ない路線であれば問題ありません。 ――第5位はホンダ! 渡辺 CR-V e:FCEVです。水素充填と併せて充電、つまりプラグインハイブリッドのような機能を備えています。水素を充填する水素ステーションは給油所に比べると圧倒的に少ないため、日常的には自宅で充電した電気で走り、遠出だけ水素を使うイメージですね。 ――走行距離は? 渡辺 1回の水素充填に要する時間は約3分で約621㎞。加えて、フル充電で走行できる距離は約61㎞です。 ――第6位は三菱です。 渡辺 今年10月のマイナーチェンジで性能を向上させたアウトランダーPHEVを選びました。前後に搭載するモーターの最高出力を20%向上させ、サスペンションやタイヤの変更もあり、従来以上に安定して良く曲がるSUVに進化。1回の充電で走行できる距離も83㎞から106㎞に。ただ、そのぶん価格も高く、一番安いグレードでも520万円以上ですが......。 ――第7位はバイク! 渡辺 カワサキのニンジャe-1です。一般的に電気で走るモーターサイクルはスクーターを連想しますが、ニンジャ e-1は珍しいフルカウル付きモデルなので、単純にカッコいい! ――第8位はダイハツです。 渡辺 ユニフォーム トラックは軽自動車サイズの商用EVで、近未来感抜群! ――第9位はどれです? 渡辺 ヤマハ発動機のディアパソン C580です。バギー風のEVで、ホンダの着脱式「モバイルパワーパックe:」を搭載して走ります。ディアパソンC580のような車両は農場などで使われますが、給油へ行くのが面倒です。その点で着脱式バッテリーパックで走行できるのはメリットが大きいと思いますね。 ――第10位に選んだのは? 渡辺 ICOMAのタタメルバイクです。いわゆるEVバイクですが、畳むと全長69㎝×全幅26㎝×全高69㎝になる。重量は63㎏ですから、クルマの荷室に積んで出かけることも可能なので、目的地でゆったりツーリングを楽しむなんて遊び方も!
■トヨタ「持ち運べる水素」がマジで超スゲェー!! トヨタが展示し、来場者の注目を集めていたのが、人の手で簡単に水素を持ち運べるよう小型&軽量化された「ポータブル水素カートリッジ」。 カートリッジの重量は約8.5㎏。実際に手にしてみたが、「重っ」という声は漏れなかった。ちなみに専用の装置を使用すれば発電や、水素ガスを使用した調理も可能。すでに量産化も視野にあるというから注目だ!! 撮影/山本佳吾