水谷豊「相棒season23」第10話10・4% 不思議な縁から始まった数奇な事件
水谷豊(72)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒season23」(水曜午後9時)の第10話が8日に放送され、平均世帯視聴率が10・4%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・8%だった。 水谷演じる杉下右京と寺脇康文(62)演じる亀山薫の黄金コンビも3シーズン目に突入。常に“時代”を描いてきたが、水谷は新シーズンを「今、誰もがひんしゅくを買うことを怖がって萎縮しているような社会になってきた気がするのですが、『相棒』はひんしゅくを買うことを恐れずに、これからも挑んでいく。新シーズンでも“相棒ワールド”はますます進化していきます」と宣言した。 ◆第10話のあらすじ 美術館を訪れた右京が、突然の荒天で雨やどりをしていると、隣に誰かと待ち合わせをしている様子の青年が。右京は青年の特徴的な傘が印象に残る。 翌日、スナックのママが撲殺される事件が発生。現場には、殺害時に青年の傘がそこに置かれ、持ち去られた痕跡があった。それに気づいた右京は、薫とともに青年の行方を捜索。すると、青年は長年続く洋傘店の1人息子で、福丸健吾(碓井将大)という人物であることが判明。しかし、健吾は半年前、職人気質の父とぶつかり、今は家を出ているらしい。 その後、福丸を捜し当てた右京は、偶然を装って接触。事情を聴くと、福丸は片思いしていた女性と雨やどりをきっかけに交流を持ち、逢瀬(おうせ)を重ねていた。ところが、塔子(青島心)というその女性は半年前に突然、姿を消してしまったらしい。 右京は、現場から消えた傘は福丸が塔子にプレゼントしたものではないかと推理。塔子と被害者に何らかの接点がないか調べ始める。