都立高島、東大附から大量10点を奪い圧倒
都立高島は後半に入っても攻撃の手を少しも緩めなかった。 まず15分に金子のパスから1トップの髙田龍之介(3年)が決めると、2分後には金子がドリブルで運んでから蹴り込んだ。終盤には39分から3分間で3得点。セットプレーから良質の球を出していた齊藤が初得点、続いてそろって途中出場のFW谷屋将明、MF井街雅斗(ともに2年)も決めて大量10ゴールを奪い取った。 林は圧勝したことは良かったとしながらも、「1次トーナメントは無失点を目標にしていたので悔しい。大きな課題となったので次の試合までには修正したい」と主将らしく、勝っても手放しでは喜んでいなかった。 2年生までFWだったという田中は、これが3度のハットトリックだそうだが、隣りにいた林が「リーグ戦を入れるともっと多いね」と補足説明した。 次戦、ブロック決勝の中大附戦について田中が「持ち味の空中戦と球際の強さを発揮し、また自分のゴールでチームを勝たせたい」と言えば、林は「トーナメント戦は油断できないので、しっかり勝ち切れるようにチームを引っ張っていきたい」と主将としての心意気を示した。 (文・写真=河野正)